デンマークデザインの巨匠、Hans J. Wegner(ハンス J. ウェグナー)が1949年に発表した「PP501」。椅子の中の椅子という敬意を込めて「The Chair(ザ・チェア)」という愛称で世界中から愛され続けています。 この椅子ではフィンガージョイントと呼ばれる技法を用いており、職人の卓越した技術による滑らかな質感と、包み込まれるような安心感のある椅子です。現行では製造中止となった、最高級ビルマチーク無垢材が用いられているモデルです。コンディション : 出品に先立ちまして、フレームはクリアオイル塗装にて再塗装を行いました。革にシワや傷など見受けられますが、カサカサと拡がっていくようなダメージではなく、柔らかさは保たれており、深みのある色に変化しています。背面正面には杢紋様があり、傷ではなく、見る角度によって色合いの濃淡が変わる杢目となります。使用においてもちろん問題はなく、美術品のような椅子です。